光の少女Ⅱ【救出編】
3
「・・・っ・・・?」
「あっ、気がついた?」
意識が戻ったのか、うっすらと目を開けた紫影に、花音は声を掛ける。
「・・・ここは・・・?」
「光の街だよ。何とかあそこから、逃げ出せたから」
「・・・そうか。・・・なぁ」
「ん?何?」
「もう少し休んだら、他の奴等も呼んできてくれないか」
「えっ?」
紫影の言葉に、きょとんと目を見開く。
「お前達に話したいことがあるんだ」
「・・・わかった。風夜達に声を掛けとくね」
「ああ。頼む」
紫影はそう言って、まだ辛かったのか再び目を閉じる。それを見て、花音は彼を起こさないように、そっと部屋を出た。
「あいつ、気が付いたのか?」
花音が風夜達のいる部屋に入ると、雷牙が声を掛けてきた。
「うん。もう少し休むって言ってたけどね。・・・皆は、もういいの?」
「ああ。あまり、休んでいても、身体が鈍るしな」
「それより姉上。彼奴と陰の宝珠を取りに行った時のこと、聞かせてもらってないけど、何があったんだ?」
「えっと・・・」
光輝に答えようとした時、それまで眠っていた白亜が何かに反応するように顔を上げた。
それと同時に扉が開いて、元の世界へ宝珠を取りに行っていた凍矢達が入ってきた。
「・・・っ・・・?」
「あっ、気がついた?」
意識が戻ったのか、うっすらと目を開けた紫影に、花音は声を掛ける。
「・・・ここは・・・?」
「光の街だよ。何とかあそこから、逃げ出せたから」
「・・・そうか。・・・なぁ」
「ん?何?」
「もう少し休んだら、他の奴等も呼んできてくれないか」
「えっ?」
紫影の言葉に、きょとんと目を見開く。
「お前達に話したいことがあるんだ」
「・・・わかった。風夜達に声を掛けとくね」
「ああ。頼む」
紫影はそう言って、まだ辛かったのか再び目を閉じる。それを見て、花音は彼を起こさないように、そっと部屋を出た。
「あいつ、気が付いたのか?」
花音が風夜達のいる部屋に入ると、雷牙が声を掛けてきた。
「うん。もう少し休むって言ってたけどね。・・・皆は、もういいの?」
「ああ。あまり、休んでいても、身体が鈍るしな」
「それより姉上。彼奴と陰の宝珠を取りに行った時のこと、聞かせてもらってないけど、何があったんだ?」
「えっと・・・」
光輝に答えようとした時、それまで眠っていた白亜が何かに反応するように顔を上げた。
それと同時に扉が開いて、元の世界へ宝珠を取りに行っていた凍矢達が入ってきた。