光の少女Ⅱ【救出編】
神蘭と話をしていると、扉が叩かれ、外から開かれた。
「おい!」
「えっ?あ、風夜。どうしたの?」
「どうしたのじゃないだろ?呼びにいって、戻ってこないから、もう食べ始めてるぞ」
呆れたように言われ、花音は時計を見る。
神蘭を呼びに来てから、いつの間にか三十分経っていた。
「あ、あはははっ」
「ったく、ほら行くぞ」
風夜がそう言って、踵を返す。それに続こうとして、神蘭が動かないことに気付いた。
神蘭の目は、寝かされている三人の方を向いている。
それが気になって、視線の先を追うと、その三人がうっすらと目を開いていた。
「千歳!星華!昴!」
「・・・神蘭・・・様・・・」
「まだ、起きなくていい。無理はするな」
「神蘭様、私・・・」
「すまなかったな。お前達を守れなくて・・・。でも、またこうして会えてよかった」
「それは、俺達もですよ。神蘭様」
気が付いたらしい三人と話す神蘭を見ながら、花音は風夜と顔を見合わせる。
「神蘭さん達の分は、また後で用意してもらおうか」
「そうだな」
そう話すと、二人は静かに部屋を出た。
「おい!」
「えっ?あ、風夜。どうしたの?」
「どうしたのじゃないだろ?呼びにいって、戻ってこないから、もう食べ始めてるぞ」
呆れたように言われ、花音は時計を見る。
神蘭を呼びに来てから、いつの間にか三十分経っていた。
「あ、あはははっ」
「ったく、ほら行くぞ」
風夜がそう言って、踵を返す。それに続こうとして、神蘭が動かないことに気付いた。
神蘭の目は、寝かされている三人の方を向いている。
それが気になって、視線の先を追うと、その三人がうっすらと目を開いていた。
「千歳!星華!昴!」
「・・・神蘭・・・様・・・」
「まだ、起きなくていい。無理はするな」
「神蘭様、私・・・」
「すまなかったな。お前達を守れなくて・・・。でも、またこうして会えてよかった」
「それは、俺達もですよ。神蘭様」
気が付いたらしい三人と話す神蘭を見ながら、花音は風夜と顔を見合わせる。
「神蘭さん達の分は、また後で用意してもらおうか」
「そうだな」
そう話すと、二人は静かに部屋を出た。