光の少女Ⅱ【救出編】
4
「・・・?」
花音が気がついた時、まず見えたのは黒い天井と鉄格子だった。
(ここは、牢屋?)
「ピ?ピイィ・・・」
花音の意識が戻ったことに気付いた白亜が顔を覗きこんでくる。
「・・・っ、痛っ」
「ピィ・・・」
「・・・大丈夫。このくらい、何でもないよ」
身体を起こしかけ、はしった痛みに顔を歪めると、白亜が心配そうに鳴いた。
それに笑みを見せてから、牢の中を見回し、ぐったりと倒れている風夜を見付けた。
「風夜・・・!」
身動きしない風夜に、身体の痛みを我慢して駆け寄り、そっと抱き起こす。
「風夜!風夜!しっかりして!」
「・・・っ、・・・うっ・・・花・・・音?」
うっすらと目を開いた風夜に、安堵して頷く。
だが、それを見た彼は急に目を見開いて、飛び起きた。
「うっ・・・!」
「大丈夫?あまり無理しない方がいいよ。私達、あの後、攻撃を受けて気を失ってたみたいだし」
苦笑しながらそう言うと、風夜は花音から視線を外した。
「・・・?」
花音が気がついた時、まず見えたのは黒い天井と鉄格子だった。
(ここは、牢屋?)
「ピ?ピイィ・・・」
花音の意識が戻ったことに気付いた白亜が顔を覗きこんでくる。
「・・・っ、痛っ」
「ピィ・・・」
「・・・大丈夫。このくらい、何でもないよ」
身体を起こしかけ、はしった痛みに顔を歪めると、白亜が心配そうに鳴いた。
それに笑みを見せてから、牢の中を見回し、ぐったりと倒れている風夜を見付けた。
「風夜・・・!」
身動きしない風夜に、身体の痛みを我慢して駆け寄り、そっと抱き起こす。
「風夜!風夜!しっかりして!」
「・・・っ、・・・うっ・・・花・・・音?」
うっすらと目を開いた風夜に、安堵して頷く。
だが、それを見た彼は急に目を見開いて、飛び起きた。
「うっ・・・!」
「大丈夫?あまり無理しない方がいいよ。私達、あの後、攻撃を受けて気を失ってたみたいだし」
苦笑しながらそう言うと、風夜は花音から視線を外した。