誰よりも、君が好き
ガラガラ
先生に怒られまくったあと、
私たちはやっと教室へ行くことを許された。
結城くんとはそこで別れる。
私は3組。結城くんは6組。
クラスは離れてしまったから。
教室の前につき、ひとまず深呼吸。
スーハースーハー
よしっ!!
友達、できるといいな…!!
また私に訪れた期待と不安を胸に、
扉を開けると…
その音に反応したクラスメイトたちが、
一斉にこちらを振り向いた。
え??
なに??
こんなに大きな反応があると思っていなかったから
とりあえず驚く。
すると、一人の女の子が私の方に近寄ってきた。