誰よりも、君が好き
声をかけてきた子は、
そうなんだぁ!!
と一言を私に残して他の人のところへ駆けていった。
…私には用はないって、ことか。
小さくため息をついて、辺りを見回す。
な、なんだかもうグループができちゃってる感じじゃない…!?
それは、みんなもう友達が出来たようで
会話を弾ませているところをみて思ったことだった。
どうにかして、私もどこかに混じっていかないと!!
これ以上オドオドしていたままだと華の高校生活もボッチで過ごすことになると判断した私は、
取り敢えず様子を伺いつつ、
仲良くできそうな位置を探してみることにした。