誰よりも、君が好き






+ + + +







その日の放課後




俺はいつも通り、教室であいつを待っていた。





でも、いつもなら絶対に来ているはずの時間になってもあいつは来ない。







不安が募るなか、俺は20分、あいつをひとりの教室で待っていた。







“これで来なかったら、あいつの教室に行くんだ”







そう思いながら、待っていた。















――20分後





あいつはこなかった。












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