誰よりも、君が好き








+ + + +







けど、高校に入って



お前に会ってから、





止まっていた時間は、確実に進み始めた気がする。








お前の言葉、ひとつひとつが嬉しくて


“好き”なんて感覚は、いったいいつぶりだっただろうか。







けど、俺は夏希を殺した“人殺し”だから





人を好きになる資格なんてなくて


ましてや、好きだと伝えたら、全てが壊れそうでまた怖くて






夏希のこと、忘れてなんかいない


―――でも



それ以上に、お前のことが好きになってた自分に


今さら気づいてしまったんだ。














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