誰よりも、君が好き
「もう!!
やっぱり、悠って馬鹿でしょ?」
なんて、亜架梨は苦笑いしつつ言ってくる。
ぐぬぬ……
なんとも否定できん…!!
「あ、アハハハハ…ごめんごめん
あっ
はやく購買行かないと、なくなっちゃう!!」
「あー
誤魔化したなー!?」
「まぁまぁ、早く行こ?」
私は、二人の手をぎゅっと掴んで、
購買へと走り出した。
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「ギリギリ、だったね…」
お互いに顔を見合わせて、笑う。
私たちがいった頃にはもうほとんどの食べ物は少なくなってしまっていて。
買えたのは、あまりもの。
三人でとぼとぼと廊下を歩いていた。
でも、私はふいに歩く足を止める。