復讐の祭壇
「っははは…」

笑う私を気味悪そうに眺めて…

由美は去っていった。

『覚えてないんだけど』

由美の言葉がエコーしてて。

耐えきれない。

今まで一緒にいたんだし、私と一緒に嫌がらせされれば良かったのに…。

何で私だけ?

もういい。

自殺してやる。

ただし…

「由美も一緒」

行かなきゃ。

何としてでも…

由美を道連れにするんだ。

『イジメとか 復讐の願いを聞く…』

そのウワサ、本当だよね?

『旧校舎の一回…階段の踊り場のとこ』

…叶えてくれるんだよね?

『鏡から出てきて…』

私の思いをわかってくれるんだよね?

『しっぺ返しの頼みを聞く…』

私のことを…わかった上で…

『ヨミ様』

実行してくれるんだよね!!!



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