復讐の祭壇
そう言い切って、由美は私の手をぎゅっと握った。

「あっ…」

『接触してね~♪』

忘れかけてたヨミ様の言葉を思い出した。

「由美!」

バッ、と手をどけて退いた。

「あ…葵?」

不思議そうにこちらを見つめる由美。

「あ…ごめん!由美!何でもないよ」

「そ、そっか!良かったぁ~これからもずっと友達だよ!」

…ヨミ様?

そんなの噂だよ。

頼んだら何でもやってくれるとか、ありえない。

空回りしちゃっただけ!

漫画とかならあったかもしれないけど…

いや、あんなの夢!ちょっとリアルだっただけだから!

信じない!

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