幕末の狂い咲きの桜の下で…
※鬘(桂)と甘味と過去の話※
鬘(桂)
黒羽が幕末に来てから一週間以上たった頃…
『りょま〜いじょ〜!!!おはよーござます!』
ふたりに心を開き始めた黒羽は少し大人びた表情や言葉がなくなり、幼児語を話すようになった。
黒羽はトテトテと走って二人に突っ込む
「「うぉ!?」」
『おはよごじゃいましゅ!』
ビックリしている二人にもう一回挨拶をする黒羽
「おはよ〜さん♪朝から元気じゃの〜う」
龍馬は満面の笑みで言う
「おはよ…つか黒羽赤子言葉は可愛いからいいとして
(小さいからしょうがないんだと思うけど…)
…その敬語止めろって言っただろ?」
以蔵が少し低い声でいった。
低い声や大きな声はまだ慣れなくて黒羽は少し震えているが、低い声の主は信用している以蔵だったからか特に怯えることなく『うん!』と元気良く返事をした。