幕末の狂い咲きの桜の下で…
『…迷惑…かけてごめんなさ、い!』
黒羽はそう言ってひざまずいた体は震えていて見ているのも辛い。
「…迷惑なんかじゃねぇんだよ。
黒羽はまだちぃせーんだからもっと甘えていいんだ。
言葉も無理して普通に喋らなくていいんだ。」
そういって黒羽を抱っこして部屋をでていった。
黒羽は安心したのか以蔵にすりよっていた。
(かわいぃなぁ……)
「つれてきたぜ龍馬。」
畳の和室に入って横に座って膝の上に黒羽をのせた。
「おぉきたかぁ!!
…って以蔵がちょーがつくほど優しい…
明日は雨じゃのぅ…
いや……
今日か!そして槍が…」
目をこれでもかぁ!!と言うくらい見開いて笑っている「悪いか?(黒笑」と黒く言う以蔵に龍馬は…
「まっことすまん!!!
(以蔵は黒いと怖いのぅ……)」
即座に謝って料理を運んでいた。