あしたのはなし
しばらく私がぎゅっとだきしめて暖められたじょうたいで同じような会話をつづけまた。
拓『なぁ』
私『ん。?』
拓『なに考えてんの?』
私『いろいろ?』
拓『まねすんな』
そしてわたしをまた強くぎゅっとだきしめて彼はいいました。
拓『キスしていい?』
私『え……』
私は、拒否することはなく
彼がするままにつづけました。
はじめて人と`キス´というものをして
はじめて舌と舌とをからませ
はじめて体を触れられた瞬間でした。
気がつくと彼の手は私の下着の中にあり、胸をさわっていた
私は、すべてがはじめてだったので
よいことかも、わるいことかもわからず
ただわかっていたのは、彼のことを
好きではない
ということだった。
その時の私の感情は`無´でした。