少年少女は孤島にて愛を語る
「恋バナでもすっか」

俺は波が押しよせている風景を見ながら言った

は?とこっちを見ているのは視線の痛さでわかる

「俺とは話す事ないんだっけ?」

相手に顔を向ける

少し顔が赤く見えるのは気温のせいだろうか?
照れているのならかわいいんだがな

「バカじゃないの」

そう言いながら視線をそらせる

「別に…いいけど」

おっ、少しは心を開きつつあるか?

「いいのかよ」

笑いながらそう言う

するとキッとこっちに顔を向け、

「あんたが言ったんだろうがー!」

バサッ!

砂を投げつけられました
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