冷たい幼なじみに恋をして


ガチャ

私と龍平以外だれもいない屋上。



やば、何か話さなきゃ。


「あ、ぁ──「最後ってなに?」


「え?」


私が話出そうとする前に、龍平がきいた。


「最後ってなんだよ。」


イライラしてる?なんで?

また私のせい?


「つきまとうのも、喋りかけるのも今日で最後にする。から、今日だけはそんな目で私を見ないで!」


「なんで、避けるの?なんで無視するの?
どおして私を見ると怒るの?
なんで、笑ってくれないの?」


「そ、そんなのお前が‥!「また私のせい?

なんで?私なんかした?」


今まで溜まっていたものが、涙と一緒にこぼれ出す。


もう、止まれない。


「ちが!」


「何が違うのよ。もういい。

やっぱり、私 龍平と幼なじみやめる。」


「は?意味わかんねぇ。なんでだよ。」


「意味わからない?私だってわからない!

龍平だって、私と幼なじみやめたいんでしょ?
だから無視するんでしょ?」


私の叫んだ声がこだまする。


これで、龍平のこと忘れられるかな。


もう、あんなつらい思いしたくない。


「さよなら。」


涙を強引に拭い、後ろを向く。

これで最後なんだ。最後くらいは笑って終わりたかった。


パシっ

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