野球馬鹿に惚れた馬鹿
「あ、家ここだから…」
「おっ!そっか。じゃ、また明日な!」
斎と……マサは手を降りながら帰ろうとした。
「明日、なんか奢ってよね!」
「おう!」
……てか、よかったのかな?
マサ、家正反対じゃなかった?
でも送ってくれたってことは、この辺なのかも!
あたしは家に入ると制服のまま、ベットにダイブした。
あんな野球馬鹿でも、いいとこあるんだ。
今まで喧嘩ばかりで気付かなかった。
あ、思い出した。
マサ、あたしと初めて出会った時も野球してたんだ。