あの頃のキミは

*凪早side*

*凪早side*

♪ピーンポーン


…誰だ?こんな時間に…

出掛けてる母さんのかわりに夕飯を作っていると、チャイムが鳴った。

火を止め、玄関へと急いだ。


ガチャッ―――

扉の前には予想していなかった人物が立っていた。


「…裕太兄…」

「よぉ。久しぶり…ってほどでもないか」


裕太兄とは、年に1度会っている。
今年も3月の上旬にあったばかりだ。


「…帰ってきてたんだ?」

「まぁな。お前に再会してからのアイツの様子も気になったし…」

「…うん」


とりあえず、裕太兄をリビングへと通す。


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