あの頃のキミは


―昼休み―


あれからずっと眠そうにしていた絵麻。
お昼を食べ終わったらまた眠ってしまった。

そんな時だった

「皆見、ちょっといい?」

怖い顔した柴咲が現れたのは。



「…何?」

連れていかれたのは、普段は解放禁止になってる屋上前の階段。

なのでヒト気がない。

「ねぇ、絵麻と付き合う気はないの?」

「え?」

急に何をいいだすのか…

「え?じゃないでしょ!!頭ぽんぽんとか!!他色々友達以上のことしてるじゃない!!私、知ってるんだから!!」

顔を赤くしながら叫ぶ柴咲。


< 136 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop