あの頃のキミは
―昼休み―
あれからずっと眠そうにしていた絵麻。
お昼を食べ終わったらまた眠ってしまった。
そんな時だった
「皆見、ちょっといい?」
怖い顔した柴咲が現れたのは。
「…何?」
連れていかれたのは、普段は解放禁止になってる屋上前の階段。
なのでヒト気がない。
「ねぇ、絵麻と付き合う気はないの?」
「え?」
急に何をいいだすのか…
「え?じゃないでしょ!!頭ぽんぽんとか!!他色々友達以上のことしてるじゃない!!私、知ってるんだから!!」
顔を赤くしながら叫ぶ柴咲。