あの頃のキミは
テストは2日に分けて行われる。
2日目がおわれば、部活も再開される。それまでの辛抱だ。
...見られている、確実に。
隣の席から視線を感じる。
私の様子のおかしさに疑問を持っている、絶対。
余計なことを話したくないので、休み時間もつぐみの席に行き
問題を出してもらったり、いかにも勉強してるので忙しいです私。な雰囲気を醸し出す。
1日目終了のチャイムと同時に、またカフェで勉強しようとつぐみを連れ出す。
私の素早さにあっけにとられているつぐみ。
校門からでて私がため息をつくと同時に意味が分からないって顔で聞いてくる。
「ねぇ、皆見と何かあったの?」
そらそうだ。
土曜日私が目撃したことをつぐみに話す。
ちなみに浅田さんにシフォンケーキをサービスしてもらったことは内緒だ。
話したらきっともっと浅田さんに魅力を感じ、やっぱり年上いいわぁってなり
もっと冬夜くんが無下にされてしまう...