あの頃のキミは

やばい…なんだこのドキドキはっ…

今までこんなにも異性と近づいた事がないからなのか、訳のわからない気持ちにぎゅっと目をつぶる。

と…


「……糸屑ついてるよ」


「…へ?」


私の間抜けな返事と同時にエレベーターがエントランスについた。

「…なんか期待しちゃった?身だしなみはちゃんとしないとね」

首を傾げてクスリと笑われる。

「なっ…!」


…このっ、小悪魔めぇっ!!



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