あの頃のキミは
「いらっしゃいませー」
コンビニに入り、とりあえず自分の夜食を手にする。
あとは…
アイス、アイス~
ウキウキしながらアイスの入ったケースをのぞきこむ。
「あれ、永井?」
振り向くとそこには、ジャージ姿の冬夜くんが立っていた。
「あー!冬夜くん。…冬夜くんも夜食買いにきたの?」
「まーなー。あれじゃ足りねえからなぁ。=永井も足りるわけないよなー」
「…いくらなんでも冬夜くんよりは食べないよ…」
「どーだか!いい勝負だと思うけどっ」
そう言ってニシシと笑う冬夜くん。