並木道の流れの通り
 「花ちゃん。今日の帰りにご飯行こうよ」
みきがにっこりして言う。
「うん。」
花もにっこりしていった。みきは入社して初めに友達になった、大切な子だ。
みきは、しっかりした性格でどこかのんびりしている花とは相性が良かった。
珍しい、と花は思った。みきは急にご飯に誘ったりしない。遅くとも一週間前にはこの日どうかな、という。
昼休みが終わったばかりのけだるい午後。
どこで食事するのかな、と思いながら乗り切った。

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