桃の天然水‐桃天!‐
「じゃ、今日から1ヶ月、よろしくね」
「はい、もちろん」
江崎先生が行ってしまうと、俺は桃ちゃんに向き直った。
「桃ちゃん?」
桃ちゃんはケータイから目を離して慌てたように返事をした。
「はっはいはい!!?」
「…もしかして、ヒマ?」
どうせ断れないよね。
俺が頼んでるんだからさー。
「超ヒマです!!」
ほら、やっぱバカだよね。
見えてるよ、ケータイの画面。
番組表、テレビ見たいんでしょ?