桃の天然水‐桃天!‐

「…あの!!もしよかったら明日も手伝いましょうか!!あたし、暇なんで!!」

ハイ、待ってましたっ!
桃ちゃんなら言ってくれるって信じてた。

「そんな、悪いよ」

優等生、なための重要ポイント1、一応断る。

「悪くないです!!こき使っていいですよ、あたし、いっつもお姉ちゃんにこき使われてて、慣れてますから!!」

ポイント2、同感。

「こきつか…それはそれで大変そうだね…」

桃ちゃんはそうなんですよね~、2年先に生まれたからって偉そうに!と、ぶつぶつ。

「じゃあ、お願いしようかな」

俺が笑うと、桃ちゃんは顔を真っ赤にして、ハイもちろん喜んで!と恥ずかしそうに笑った。

んー、いい感じいい感じ。
やっぱさ、女の子はこうさ、多少の恥じらい?みたいなものが必要だと思うんだよね。
たとえ桃ちゃんが多少…その、変でもさ?



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