桃の天然水‐桃天!‐
ありがとう、間宮先生!!
感極まって叫びそうになりながらも堪えた。
隆司様はまた『にこ』て笑った後、
「デザイン科の桃ちゃんが、なんでこんな遠い図書室に一人で?」
と、訊いてきた。
………やっぱり、間宮先生のアホンダラ。
「や、あのですね…授業中ちょっと…怒られちゃって…それで」
顔が赤くなるのを感じつつ、ボソボソと答えた丁度その時、図書室と図書準備室兼司書室との間の扉が勢い良く横に滑って開いた。
そっちに顔を向けたら、司書の江崎先生が立っているのが見えた。
「あら、吉永君に、あなたは、…桃井さん?」
「こんにちは、江崎先生」
あたしだけの王子様は江崎先生にも同じように微笑むと、手にしていた本を棚に返した。
あたしはあたふたして、吃りながら「こ、こんにち、は」と言った。
江崎先生は、男子に人気のスーパービューティー司書さんなのさ。
隆司様同様、キラキラオーラが常人の比じゃないの!!
感極まって叫びそうになりながらも堪えた。
隆司様はまた『にこ』て笑った後、
「デザイン科の桃ちゃんが、なんでこんな遠い図書室に一人で?」
と、訊いてきた。
………やっぱり、間宮先生のアホンダラ。
「や、あのですね…授業中ちょっと…怒られちゃって…それで」
顔が赤くなるのを感じつつ、ボソボソと答えた丁度その時、図書室と図書準備室兼司書室との間の扉が勢い良く横に滑って開いた。
そっちに顔を向けたら、司書の江崎先生が立っているのが見えた。
「あら、吉永君に、あなたは、…桃井さん?」
「こんにちは、江崎先生」
あたしだけの王子様は江崎先生にも同じように微笑むと、手にしていた本を棚に返した。
あたしはあたふたして、吃りながら「こ、こんにち、は」と言った。
江崎先生は、男子に人気のスーパービューティー司書さんなのさ。
隆司様同様、キラキラオーラが常人の比じゃないの!!