イチコイ日誌~苺色の恋記録~
「先生のことよく見てるのも、先生の身体のことよく知ってるのも、俺だけですから……」
吐息がかかるほどに近づかれ、
「手当のお礼だよ」
甘い熱とともに囁かれたなら、
『保健医と生徒』の一言では、ほら、修正が利かなくなったじゃない。
「今度は、俺が尽くしてあげる」
まぶしい笑顔に、
ふにっと唇にふれる指。
「どうしてほしいか教えて。ねぇ……先生?」
……これ以上の特効薬を、私は知らない。
**************
だれと…【教え子】
いつ …【授業中】
どこで…【保健室】
なにを…【お姫様抱っこ】