君からの手紙 ~思い出の形~
プロローグ
高校の卒業式から帰宅した僕はせっせと荷物をダンボールに詰める。
明日には、この家を出て東京で1人暮らしを始めるんだ。
「この家とも今日でお別れか、、、」
18年間長かった用でとても短かった。
太陽の西日でオレンジに染まった勉強机の二段目の引き出しに手を伸ばす。
ここは、思い出の品が入っている
ゆっくりと引き出しを引くと中には何枚もの手紙
僕は唯一封筒に入っている手紙を手にとって読んだ。