恋はいつも突然だ。
「さっきどうしたのよ大声出しちゃって」
「私なりのストレス発散方法ー!
ねーねー?お母さんってなんでお父さんと結婚しようと決めたの?」
「なによーいきなりー!
んーとねー、お母さんとお父さんは高校生のときから付き合ってたのよ」
「え!高校生から??」
「そうよ!1年生のとき同じクラスだったんだけど、その時は仲良くなくて、、、2年生から違うクラスになっちゃったの。
でも2年生の夏休み中登校する日があって、そのとき学年で集まるので自由の席に座ったの、そしてたまたま隣だったのがお父さん。そこで仲良くなったのがきっかけよ」
「案外普通の出会い方なんだね」
「まーねー!それでずーっと一緒にいてたくさん喧嘩して、でもすっごく仲良しで、いなきゃいけない存在で、お互いこの人しかいない!って感じでね〜。
それで高校を卒業をきっかけに同居して少ししたらプロポーズされて、結婚したんだよ」
「なんかふつーなんだねー」
「なによふつーって!だから今でも仲良しなのよ」
「ほんとに仲良しだよねーお母さんとお父さんって!子供いるとは思えないよー」
「美涼も、お父さんみたいにかっこよくて大切にしてくれる男の人選びなね!」