恋はいつも突然だ。
「ぼく、こんなおしゃれなとこ行ったことない、、、緊張するよ、、」
ガランガランガラン
亮介の話は無視をしてドアを開ける康平
「増田さん!ちょっと頼み事が」
「おー!康平!どうしたー!来るときは直前でもいいから連絡しろっていってるだろー毎回毎回ー」
「急に行っても、かっこよく変身させてくれるのが増田さんでしょ?」
「口がうまいんだか、、なんだか、、んで、お願いって?」
「そうそう!こいつをかっこよくして欲しくて、、、」
亮介の方をポンポンと叩く康平
「ほうほう、、、任せて!じゃ君こっちに座って」
鏡の前の椅子に座る亮介
「すいません、、いきなり、、」
「全然!どうせ康平に無理やり連れてこられたんでしょ」
「はー!なんだし!その言い方!!かっこよく変身したいって言ってるから連れてきてやったのー!」
「はいはい分かったから!」
「亮介!ここは俺が小さい頃からずっとお世話になってる美容室なの!
美容室だけはずっと変えないでいくら忙しくてもここでカットしてもらったりセットしてもらったりしてる!
信頼していいぞー!かっこよくしてくれるから!
増田さんこんなやる気無さそうな顔してるけど腕は一流だから!」
「やる気無さそうなって!!俺は塩顔なの!一応やる気はすごくあるよー!かっこよくするからねー!」
「宜しくお願いします!」
「俺はちょっと買い物に行ってくるから!増田さん宜しくお願いします!」