恋はいつも突然だ。

完璧男の正体は、、、、そして復讐

次の日
ー学校、放課後ー

亮介side

昨日あった出来事をしっかり篠宮に報告しないと、、。

陰から見守るんだから陰で美涼ちゃんを守らないと！！



「まい〜一緒に帰ろう〜」

「ごめん！今日日直だから先帰ってて！」

「そっかぁ、、わかった〜じゃまた明日ねー」

美涼は教室を出て行った



それを見ていた亮介はまいの元へ行った

「おい、篠宮、、」

「どーした亮介、話しかけてくるなんて珍しいじゃない。しかもなんか怖い顔してー」

「昨日みちゃったんだ、、、」

「なにを？」

「美涼ちゃん、、、あっ！森下が男といて、、多分その男は森下の彼氏だと思うんだけど、、、」

「それが？どうしたの？」

「森下が帰って行った後、あの男、、、まだ出会って間もないのにのこのこ男の家きちゃうんだもん。ってボソッとつぶやいてるところ。
しかも、ノリで告白しただけなのにとかいってたんだ、、、」


「、、やっぱりか、、、、」


「ずいぶん冷静なんだな、お前。」


「だって、すこし警戒してたもの。そんな会ってすぐ告白してくるわ、家に連れ込むはでさ、、、」


「さすが篠宮だな」


「亮介ありがとう。とりあえず美涼にはまだ言わない、、ちゃんと確認してからかね！！だからまだ美涼には言っちゃだめだよ？」


「でも、森下のためにいったほうがいいんじゃない？」


「タイミングってのがあるのよ、、、」

「わ、わかったよ。だまってる。じゃあ」

亮介は教室を出て行った



まいside


よくも私の大好きなかわいい美涼に手を出しやがってあのビッチ男！！

絶対正体あばいてやる！！

美涼を傷つけるようなことしたらただじゃおかないんだから、、。





次の日

「おっはよ〜まい〜！！」

「おー美涼ー！！おはよ〜」

「まいー今日放課後どうしてる？！！」

「え？なんで？暇だけどどした？」

「あのね、、徹さんにサプライズで会いに行こうと思うんだけど、、付き合ってくれない？！！」


「いいけど、、、」


「やったぁー！ありがとー！！楽しみだな〜！」



ー放課後ー



「まい！まい！！！いくよ！！！」

「はいはい、、落ちついて」

美涼はまいの手を引っ張り走り出す

徹のマンションの前

「あ！車止まってる！徹さんの車だ！徹さーん」

車のもとへ走っていく

「お！美涼ちゃん！！びっくりしたぁ」

「びっくりした？！！！驚かしたくて会いたくて来ちゃったっ！」

ぎゅーっと抱きつく美涼


「もぅかわいいなー」


頭をポンポン撫でる徹
その時まいに気づく徹


「あ！そうだ！せっかくだし家上がって来なよ！お茶でも！まいちゃんも」


「え！いいの？？ありがとっ！まいーいこー！」

「いいのですか？お邪魔しても、、、」


「全然いいよ！ぜひぜひ！」

「すいません、、」



ドアを開ける徹

ガチャ


だが、またドアを閉める徹


ガチャ



「ん？徹さん？どうしたの？」


「あ、、いや、、あの、、や、やっぱり近くのカフェ行かない？？」


顔がこわばるまい


「徹さん、、ちょっといいですか？」

まいは勢い良くドアをあけた


「えっ、、、」

「とおる〜どーしたっ、、、

、、、え、、」



まいの目の前には見知らぬ女の人がキャミソール姿で立っていた


「徹さん！！！これ！どーゆーことですか？！！」


「徹さん？な、、なに、、なんで、、？」


「徹〜？だぁれ？」


「あ、、いや、、あの、、、」


睨みながら女に質問をするまい

「誰ですか？」


「私？私は仕事場では徹の秘書。プライベートではガールフレンド？というか？セフレ？というか。まぁそんなとこ。あなたは？」


「私はこの子の友達です。そしてこの子は徹さんの彼女です！！」

まいは美涼を引っ張って女の目の前に立たせる


「ふーん。彼女できてたんだ〜徹〜」


「あ、ま、まぁ、、」


「じゃ、私はもう用無しね！」


「え！なんでそうなる？」




美涼side


え、、なんで？なんで？徹さん。


私と付き合ってるんだよね？

なんで他に女がいるの？しかも勝手に入ってるってことは合鍵もってるってことじゃん。、、


あーーーーーーもう！！！なんでよ！！！！！



美涼はカチーンときて会話に割り込んだ

「はい？あなたは私と付き合ってるのになんでそこ否定するの？」


「え、、いや、、」


「あんな女必要ないじゃん！」


「ちょっと！あんな女ってなによ」

「あなたは黙ってて！徹さん、、、どうなの？はっきりいってよ！どっちが大切なの？」


「あみとはもともと関係もってて、、JKと付き合ってみたくなったけど、いざ付き合うとなんか手出せないし、、、それに比べてあみは、、、」

「あみ？」

「あみは私の名前よ！」

「ああ。それで？」

「あみには気を使わずやれるし、色々わかってくれてて気が楽だし」

「ふっ」


あみは勝ち誇ったかのように鼻でわらった


「でも、タイプなのは美涼で、、、最近はあみとやってるときも美涼の事考えながらで、、真剣に付き合おうと思ってたんだけど、、、」


「あなたってすっごくクソな男ね。
会話が気持ち悪いわ。」


まいは黙ってられず割り込んでくる


「はぁい？？？部外者のお前にそんなこと言われたくない！なにがクソ男だ！！」

「まい！私は大丈夫。こんなやることしか考えていない男なんて無理。
とても気持ちが悪い。
まいに怒鳴るような男なんか興味ないし関わりたくもない。」


「美涼ちゃん、、、そんなこといわないでくれ、、、ごめんって、、、」



美涼は徹の大事な部分を蹴り飛ばした

徹は何が起きたのか理解できず２秒間停止して、その後いきなり抑えてしゃがみこみ痛み出した


「あなたみたいな人、、こっちからごめんよ。
あれれ？男の大事な部分いたいの？だから抑えてるの？？
これで何週間はだーいすきなエッチもできなくなったわね。もう２度と私に近づかないでくださいね？じゃ。まいいこ！」


まいと美涼は早歩きで帰って行った。


「くっ、、なんだあの女。見た目と正反対で乱暴女だったなんて、、クソ女、、もう俺にはあみしかいない、、」


「は？寝言はそれまでね」


「あ、、み、、、？」


「だって、私とやってた時だってあの美涼ってこを考えながらやってたんでしょ？そんなのごめんよ」


「いや、、あれは勢いっていうか、、その、、、」


「まあいい。」


「お前そんなにでかい口叩いてると首にするぞ。おれは代表だぞ？」


「あら、、そっちこそいいわけ？そんなこと言って」

「は？」

「秘書をやめさせない。という約束でセフレになったのよ？私」

「げ、、、じゃじゃあ、セフレはやめられないということだな？」


「そうよ。しかたないからそのまま続けてあげる」


「なら秘書をこれからもよろしく。美涼って女なんかもとから興味無いし。
JKと付き合ってみたくなって、ノリで告白したらオッケーされただけだし。」


実はまいと美涼は帰ったように見せかけて階段に隠れて全て会話を聞いていたのであった




美涼side


ノリだったのか、、、

神様はそんなにあまくないよね、、、



まいside

ほんとあの男、許せない。
まさかこんなに早く正体が暴かれるとわな、、、

昨日亮介から聞いといてよかった


それにしても美涼大丈夫かしら、、、




「美涼。もういこう」

「う、うん、、、」

「美涼？もうこらえなくていいんだよ？泣いてもいいよ？」


「まい、、、、
うわーーーん」


美涼は大声で泣きじゃくった


「まいーーーありがとうーーーごめんなさいーーーーー」

「なんで美涼が謝ってんのよ〜」

「だってー私があんな人と付き合わなければ〜〜」

「もう気にしないの〜！！もうあんな奴忘れた忘れた！」


「、、、、」


「だってさ、部下とそうゆう関係になっちゃう人だよ？仕事とプライベート分けられない人だよ？
仕事は仕事に熱心しろって感じ！
、、、、、、あれ？美涼？？」




「・・・してやる、、、」


「ん？なに？？？」



「復讐、、、」



「え？復讐？」



「そう！！！！！復讐してやる！！！！！！！！！！」


メラメラと目を光らせ美涼は呟いた



「やめときなって、、もう関わらないほうがいいって、、、」


「いや、、、とっておきの作戦があるんだなー。一瞬で終わりだから！」


美涼は次の日から手早く動き出し、徹とあみのツーショット、そしてセフレという関係がわかる情報をまとめた資料を週刊誌の記者に送りつけた



ファッション雑誌を取り扱っている大手出版社の社長である徹は、その記事を週刊誌にとらあげられたのが原因でモデルの所属事務所や各本屋など関わった人たち全てに信頼を失い、

本の売り上げはガタ落ち。
赤字になるいっぽうだった。


そして仕事で関わった人たちはみんな辞めていってしまい倒産。


数日後
〜学校〜


「まっこんなもんよ」

「美涼あんたすごすぎ、、
まさか、あのこないだの会話をケータイで録音していたとわ、、
ショック受ける前にやることやっていたのね（笑）
さすが美涼だわ（笑）」



「やられたら何倍にしてやり返すから！あの展開的にこうなると思ったから録音しておいた（笑）
しかもさ！なんか今思えばナンパみたいなもんじゃん！！クレープおごるよーとか言って！そしたら腹が立ってきてさー」


「美涼ほんとにナンパ嫌いだもんねー」


「顔がいい人ってやっぱり得するんだなー、、、顔がいいだけでみんなにちやほやされて、、、それも思ったらなんか余計イライラしちゃって、、、」


「美涼だって顔いいじゃない、、こないだだって、可愛いからとか言ってカフェでパフェサービスされてたじゃないの」


「違うよあれは、わたしが食いしん坊に見えただけだってー」


「そんなわけあるかーい！いや、ありえるかも、、w
まーこれでスッキリしたでしょ？やりすぎたとは思うけど、、、」


「あれぐらいしないと、あんな最悪な奴はわからないよ！
本当に実力がある社長ってのは、一度地獄に落ちてもまた立て直すものよ！でもあんな写真1枚で倒産にまでなっちゃうなんて驚いたよ」


「あんた、、、なにものよ、、」


「あーっスッキリした！！！ちょっと私飲み物買ってくるね！」


美涼は教室をでた



「篠原ー」

「お、亮介！！！今の聞いてた？」

「うん。全部聞いてた！あと週刊誌も読んだ。
なんか力になりたかったんだけど、、、」


「亮介があの出来事をおしえてくれたからってのもあるのよ〜」


「そうかな、、？」

「てかさ、一つ気づいたことがあるの！」

「え？」

「あんた、美涼のこと好きでしょ？」


顔を真っ赤にして目をそらす亮介



「な、なんでわかったんだよ！」


「女の勘ってやつよ！女の勘！！でもそんな地味じゃ美涼に相手にしてもらえないよ？あの子はトータル完璧な人じゃないと好きにならないんだから」


「そ、そんなのわかってる！でも、、僕はみてるだけで、、」

立ち上がるまい

「そんなこと言ってないで努力しなさいよー。負け犬の遠吠えにしか聞こえないからさーっ」

ぽんっと亮介の肩を叩き教室をでていくまい


「わ、わかったよ」



亮介side

篠宮にばれていたとはな、、、

でも美涼ちゃんがこれ以上あんな男に引っかからなくてよかった、、

一安心。