【1周年記念】好き、大好き。
……彼女が居るから、私達の距離は埋まらない。
それどころか、離れていく。
───少し、でも良いの。
湊と……彼と居る時間をください。
……なんて……願っても。
叶うはず、何てないのに。
「そうだね……。」
湊の、さっきの笑みは無くて。
シュン、としている。
「……残りも、私と一緒に居てくれる?」
あぁ、こんな事聞く私はずるいと思う。
「うん、居るよ。」
湊は、優しいから。
この答えって、決まってるのにね。