金魚の恋
なんだ、なんだ、なんだあぁぁ!
どうして、電話がかかる?
━ あたしのこと、覚えてますかあ?
ちょっと、会いたいんだけど、時間とれます?
時間はあり余ってるけど、どういうことだ?
━ いいけど。
OKしちゃったよ、boku。まっ、いいかあ。
なんか話があるみたいだし。会ってからの話だよな。
小さな石を投げたら、大きな波紋が広がった。
良いにつけ悪いにつけ、それを投げたのは、君。
男の子が、蛙に向かって石を投げた。
蛙は、言った。
“坊ちゃん!
あなたにとっては戯れ事でも
私にとっては、生死の問題です。”
偽りの優しさよりも 心から憎んで欲しい
そう言いつつも、心の底では慰めを待つ。
ぼくは一人で 砂浜を歩いていた。
太陽はもう沈み、
月の光りもうっすらとしていた。
冷たい風が、沖から吹いてくる。
もう帰らなければ・・
そう思いつつ、いつまでも歩き続けた。
砂浜の果てに、
何があるのか、わからない。
砂浜から、岩だらけに 変わった。
それでも歩いた、
その先に、
何があるか、わからなかったから。
どうして、電話がかかる?
━ あたしのこと、覚えてますかあ?
ちょっと、会いたいんだけど、時間とれます?
時間はあり余ってるけど、どういうことだ?
━ いいけど。
OKしちゃったよ、boku。まっ、いいかあ。
なんか話があるみたいだし。会ってからの話だよな。
小さな石を投げたら、大きな波紋が広がった。
良いにつけ悪いにつけ、それを投げたのは、君。
男の子が、蛙に向かって石を投げた。
蛙は、言った。
“坊ちゃん!
あなたにとっては戯れ事でも
私にとっては、生死の問題です。”
偽りの優しさよりも 心から憎んで欲しい
そう言いつつも、心の底では慰めを待つ。
ぼくは一人で 砂浜を歩いていた。
太陽はもう沈み、
月の光りもうっすらとしていた。
冷たい風が、沖から吹いてくる。
もう帰らなければ・・
そう思いつつ、いつまでも歩き続けた。
砂浜の果てに、
何があるのか、わからない。
砂浜から、岩だらけに 変わった。
それでも歩いた、
その先に、
何があるか、わからなかったから。