愛合傘Ⅱ~出会うことで始まる物語~

「ただいまー…」


「何時だと思っているんだ!!ずっと心配してたんだぞ!!警察呼ぼうかと…心配で…心配で…」


ビクッとした。

時計を見ると8時…。

携帯は持っておらず、連絡もしなかった。


「千尋、どんなに心配したかわかる!?遅くなったらまず謝りなさい!!」



私は黙ったままだった。


「部活は、どこに入ったの?」


「…柔道。」


「はぁ!?バド部に入るんじゃなかったの!?」


「柔道も柔道で金かかるじゃねぇか。」


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