愛合傘Ⅱ~出会うことで始まる物語~
……あ、1番星。
すっかり真っ暗となった夜空を見上げると1つだけ星を見つけた。
それからまた数分後、星が次々と見えてくる。
「久しぶりー!元気だった?」
さゆりと、恭太郎。
「奈美、今風邪引いてて家出てこれなかった。」
「うん。」
久々の懐かしい顔だ。
「桜ノ高はどう?」
「んー、まぁまぁ。ちょっと荒れてる。」
「南高もだよ。」
星空の下で、それぞれの話を語り合った。