白色なみだ .*
この気持ち
「おはよ、千佳」
「おはよ~」
友達と、何気ない挨拶をして
自分の席につく私
加藤千佳、高校2年生
「千佳、おはよ」
そう言って、私の前の席に座るのは
中学校からの友達
美山彩花ちゃん
頼れるお姉さんで、私のよき理解者
「彩花ちゃん、おはよ~」
「…もー、千佳、可愛すぎっ」
ぎゅー、と私に抱きつく彩花ちゃん
「ふふっ、彩花ちゃんの方が可愛いよ」
いい匂いのする彩花ちゃんを
ぎゅっ、と抱きしめかえす
「なんか、千佳といると癒やされる…」
「…そうかな…、ありがと」
何気ない会話をしながら
ほのぼの時間を過ごしていると