白色なみだ .* 

この気持ち









「おはよ、千佳」


「おはよ~」



友達と、何気ない挨拶をして
自分の席につく私


加藤千佳、高校2年生





「千佳、おはよ」


そう言って、私の前の席に座るのは
中学校からの友達


美山彩花ちゃん


頼れるお姉さんで、私のよき理解者




「彩花ちゃん、おはよ~」



「…もー、千佳、可愛すぎっ」


ぎゅー、と私に抱きつく彩花ちゃん



「ふふっ、彩花ちゃんの方が可愛いよ」



いい匂いのする彩花ちゃんを
ぎゅっ、と抱きしめかえす




「なんか、千佳といると癒やされる…」


「…そうかな…、ありがと」




何気ない会話をしながら
ほのぼの時間を過ごしていると




< 2 / 32 >

この作品をシェア

pagetop