翼の生えたシンデレラ
「あたしに手伝えることがあるなら…」



「なら、決まりやな♫

明日ホテルのロビー迎え行くから

ちょっと早いけど8時で頼むわ」



「分かりました」



「ほな、今日はここで」



バス停に着いた

話しながら歩いたおかげか
途中から足の痛みも忘れてた



そこにタイミングを図ったように
最終バスがやって来る


「ありがとうございました、また明日」



「ゆっくり休んでな、また明日」



あたしはバスに乗り込んで
窓ガラス越しにお辞儀をする

隼人さんも手を振って
見送ってくれた


その優しい笑顔を見たら
胸がキュンとした
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