銀猫ー最強歌姫の再来ー
 そんな事を思いながら、奏雨は苦笑いをした。

「いや…。ちゃんと人間だよ?」

 奏雨は圭汰にそう言って、正面を向き直った。

 すると、咲希が狙われていた。

 タクと蒼はあからさまに咲希を狙っていた。

 (できれば蒼、タク、リクにボールが当てられるまで内野の人数減らしたくないんだよね…。)

 奏雨は咲希の近くへ行った。

「咲希ちゃん大丈夫?」

「へ?あ、奏雨ちゃんかぁ…。何とか、ね。榊君のボールが速すぎて怖いよ…。」

「確かに、蒼のボールは速いね。ちょっと本気出さないと…。」

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