銀猫ー最強歌姫の再来ー
 歌い終わると、皆唖然として固まっていた。

 それと同時に、皆涙が出てきた。

「なんか…悲しいメロディーだったね…。」

 リクはそう言って、涙を拭いた。

「もう…泣かせんなよ、カナ。」

 タクもそう言って涙を拭いていた。
 
 驚きで、奏雨は言葉を発する事ができなかった。

 そして奏雨も一粒、涙を零しながら笑った。

「こんな…私の歌で泣いてくれてありがとう…!」

 そう言って、皆に抱きついた。

「ううん。それだけカナの歌が凄いんだよ。良かったら、また聞かせて?」

 リクがそう言ったので、奏雨は嬉しそうに頷いた。

「こんな私の歌で良ければ……!」


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