銀猫ー最強歌姫の再来ー
 肌は透けて、完全に見えてる。

 下着も…もう少しで、見える…。

 (危ない…下着だけは見えなくて良かった。) 

 そう思い、安堵の嘆息をついた奏雨。

「カーナっ!」

「うわっ!」

 リクがタオルを私に掛けると同時に、後ろから抱きついてきた。

 リクはきっと、奏雨の服が透けていることに気がついていないのだろうか。

 だけど、奏雨はそんなリクの存在を背中に感じながらも思った。

 (リクは女の私より可愛い。

 なのに背は高い。)

 そう言うところは、ちゃんと男の人なんだなぁと奏雨は思っている。

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