銀猫ー最強歌姫の再来ー
 奏雨はミヤに言われた通り、嫌々お風呂に入り、皆が集まる部屋へと戻ると、皆は同時に此方を向いた。

「お、ちゃんと風呂入ってきたじゃん。」

 蒼はそう言って奏雨の頭をくしゃりと撫でた。

 奏雨は、気持ち良さそうに目を細める。

 それを見て、ルイ達はやはり猫だな…と思っていたのであった。

 
「よし、今日はもう寝よう。俺らは明日から学校だろ?」

「あぁ。に手続きは終わらせてある。」

「そうか。じゃあもう寝るか。」

 タクがそう言ったので、皆は解散となった。

「ねぇ、今日はリクの部屋で寝ても良い?」

 奏雨がそう聞くと、リクは少し困ったような顔をした。
 
< 47 / 101 >

この作品をシェア

pagetop