銀猫ー最強歌姫の再来ー

「僕は良いけど、総長さんがね…」

　そう言って、リクは苦笑いをした。

　奏雨はルイの方へ駆け寄り、ルイに許可を取るため、話しかける。

「ねぇ、ルイ。今日はリクの部屋で寝てもいい？んで、明日はタクで、その次は蒼で、その次はミヤ。あ、ところで前に言ってた情報係さんは？」

　すると、その場にいたメンバー全員が立ち止まった。

　蒼やタクに関しては、「すっかり忘れていた」という顔をしている。

「ま、いいや。で、またルイに戻って、もう一度リクの部屋へ…みたいに、１日ずつ変えてくの。ね、いい？」

　何時もより甘えてくる奏雨に、ルイは戸惑いながらも頷いた。

「本当？やったー。じゃあ、今日はリク、一緒に寝よう！」

「え、一緒に？」