私の身体と心
この後、和やかなまま、楽しい宴となった。

私と恭弥さんはニッコリと何度も見つめ合って、場の雰囲気を楽しんだ。

そろそろお開きかな…とちょっとホッとした私に、一瞬彼は私に目を合わせると、口を開いた。

「結婚式は会社の都合もあるので、きちんと挙げるつもりです。でも話がちょっと急だったと言う事もあるので、出来れば入籍だけでもして、一緒に住みたいと思っているんですが、許してもらえますか?」

私は思わず、彼を驚きの表情で見た。

「もちろん今の会社も退職してもらって、すぐにでも私のサポートもしてほしいんですが。」

私は思わず声をあげてしまう所だった。

両方の両親は、満足そうに頷きあっている。

「それが良いわ。侑希さんに逃げられてしまっては困るから。」

恭弥のお母さんがそう言うと、

「侑希こそ、何かきっかけがないとぐずぐずしてしまいそうだから、その方が良いわよね。お父さん。」

嬉しそうにその話に乗っかる私のお母さん。
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