私の身体と心
私は慌てて、芳弥を抱えながら頭を下げた。

大きな拍手の瞬間、私の耳元で、何やら囁く恭弥。

「もう…。」

思わず赤くなりながら、彼を見上げる。

私の肩をポンとたたくと、彼は私から離れて行った。

その後は立食型で、無事に終了となる。

子供達は疲れて、控室で寝かせてもらっている。

「村木。」

恭弥は村木にカードキーを渡した。

「会社持ちで、部屋が取ってある。泊まっていこう。」

私は笑っている聡美を見た。

「大丈夫。子供達の用意は万全だったでしょう?」

確かに、聡美が準備してくれた子供の荷物は一泊するのに十分な物だった。

「聡美さんに泊まれるように準備お願いしといた。きっと疲れるだろうからって。セミスイートの部屋を2つ取ってある。明日は休みだし、それぞれゆっくりしよう。」
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