私の身体と心
あ~あ、乗っちゃったよ。

本当に大丈夫なんだろうか…って今更なんだけど。

「今晩は、初めまして。恭弥です。」

彼はぎこちない笑顔を見せた。

彼もそれなりに緊張しているようだ。

「初めまして。侑希です。」

私は少し照れくさくて、彼の顔をちゃんと見れなかった。

「俺達同じ年だよね?」

「どうして?」

急に話題を振ってくる彼。

「メールでの印象はしっかりした感じを想像していたから。歳を聞いていなかったら、もっと若いと思ったと思う。」

「それは良い意味で受け止めて良いの?」

彼はくすっと笑った。

「そのしゃべり方、メールと一緒だな。」

緊張した雰囲気が少しほぐれた様な気がした。
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