私の身体と心
私はチラリと恭弥さんの顔が浮かんだ。

私はセフレが居るような女なんだけどな。

しかも…、私は顔をしかめた。

「ごめんね。私にはその資格がないのよ。」

つい口をついて出てしまった言葉。

「どういう事?」

はっとする私は口を押えてしまった。

そのまま黙っていると、村木が私を追い立てる。

「資格がないって何?だったら俺の事が嫌いってわけじゃないんだ。」

「う~ん、好きか嫌いかって言われると、同僚として好きかな。でも本当の私を知ると、村木は私の事を嫌いになると思うよ。」

「その理由は?」

「同僚の村木には話せない。」

私はきっぱりと言った。

「じゃあ、それをお前が話してくれるようになるまで、攻め続けるよ。」
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