私の身体と心
7
あの日から、私はおかしい。

いつの間にか恭弥さんの事を考えているのだ。

あれから当然彼から連絡はない。

またいつもの頃合いになると、お誘いの連絡は来るのだろうか。

それとももう音信不通になるだろうか。

勝手に帰った事を怒っているだろうか。

私から謝るメールを入れた方が良いのだろうか。

珍しくぐちゃぐちゃと考えすぎて、分からなくなってきた。

でも相変わらず、仕事は忙しい。

それが今の私の救いだ。

そろそろ資料が上がる目途が立ってきた。

そうなると、私はますます仕事にのめり込む。

「侑希、怖い顔してるよ。そろそろ区切りがつきそうなのかな。」

私の様子を見て、聡美が近寄ってきた。

「夕飯食べに行かない？お酒抜きなら良いんでしょ？」
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