私の身体と心
「それだとそっちからはちょっと遠いんじゃないの?」

「気にしない。何時に来れる?」

「そうね、7時くらいで良い?」

「了解。じゃあな。」

あっさり電話を切られた。

こないだから彼が変だ。

逆に言えば、この3年間、ずっと同じペースで来たのに。

ホテル以外で会いたいなんて、本当にびっくりだ。

もしかして彼女でも出来て、私との関係を清算する話でも出るのかな。

でもそっちの方が信憑性がある。

案外彼はそういう事に律儀そうだから。

勝手に連絡を絶つと、私にストーカーになられると困るぐらいの事は考えそうだ。

まあ、なるようにしかならないよね。

私はそのまま就寝した。










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