私の身体と心
「侑希はかなり彼に愛されていると思うよ。侑希を傷つけることなく、3年も寄り添ってくれていたんだよ。」

「聡美…。」

「彼はちゃんと自分の事を話してくれてるんでしょう? せめて侑希も自分の事をちゃんと彼に話さなきゃね。」

そこにメールの着信があった。

「あっ…。」

「彼から?」

「そうみたい。」

慌ててその内容を確認する。

-明日、会社へ迎えに行く。逃げるなよ。-

「何で私の会社知ってるんだろう?」

私はつぶやいた。

「この1か月で頑張って調べたんじゃないの?」

くすくす聡美は笑う。

「彼も必死なのよ。ちゃんと返信して。」
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