私の身体と心
私のスマホを聡美は覗き込む。

-分かった。- 

私は送信ボタンを押す。

「それだけ?」

目を丸くする聡美。

「いつも余分な言葉はメールではしないから。」

私が言い終えないうちに、返信が届く。

-やっと、返信してくれた。- 

ホッとした彼の顔が浮かぶ。

そして続けてメールが届いた。

-侑希、愛してる。明日会うのを楽しみにしている。-

それを読んで顔を赤くした私に聡美は言った。

「可愛いよ、侑希のその表情。答えはもう出ているんじゃない?」

「ありがとう、聡美。本当にありがとう。」

私は溢れ出してくる涙を止める事は出来なかった。
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