傘をどうぞ。

しぐれ…。

洋風な名前かなと勝手に思っていたけれど、和風で可愛らしい。

「可愛らしい名前ですね。」

そういうと、何故か無表情になってしまった

気に触るようなことを言ってしまったのか…?

「そうでしょうか。ただの厄介な通り雨ですよ。」

彼女はまたテーブルに視線を移し作業を始めた
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